【初心者おすすめ】ポケモン剣盾ランクバトル シーズン15 シングルバトル 【最終順位794位/最終レート1897】

皆さまご無沙汰しております。TNきまい#と申します。今シーズンから始まった竜王戦ルールのランクマッチはいかがだったでしょうか。私はそんなに好きではありません()

 

今シーズン対戦して下さった方々ありがとうございました。1900チャレンジを幾度となく失敗し、最終的にギリギリ1900に到達することが出来ず心残りはあります。その中でも自分なりに意識していた立ち回りを解説していこうと思いますのでどうか最後まで読んでいただきますと幸いです。

トレーナーカード

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最終レート:1897、最終順位:794位

 

○構築経緯

序盤は日食ネクロズマイベルタル、ホウオウ、ザシアン、ムゲンダイナなどの禁止伝説を試していました。しかし、イマイチ性能の良さを引き出せずしっくり来ておりませんでした。そんな中相手のスカーフカイオーガに初手からゴリ押されたり、バトル終盤にスイープされたりしてヘイトが凄かったので、相手のカイオーガ対策を知るために自ら採用。

初手からスカーフ潮吹きをゴリ押していき、こちらの裏にカイオーガ対策枠(ゴリランダー、ジバコイルガマゲロゲラプラスなど)に強い枠(ゴリランダー、サンダー)を控えさせて相手の切り返しを許さないことで、短い試合時間でスピーディーに勝利が可能。

こちらが裏にカイオーガを控えさせる場合は、ゴリランダーやサンダーの後攻とんボルチェンで後続のカイオーガに繋ぎ有利対面を作って、相手の受け出しを許さない状況を作り出すことを意識。

数値受け、積み構築、バトン構築などの相手にはハガネールの鉄壁ボディプレによる切り返し性能、ブラッキーのあくびによる流し性能を駆使して、相手に有利対面・全抜き態勢を作らせないよう選出段階から意識。

中盤以降一定数いたゼルネアスがどうしてもきつかったのでややピンポ気味でメタグロスを途中から採用。(チョッキはカイオーガ対策用でゴリランダーに取られていたので弱点保険。雨状態での相手サンダーのダイバーン、グラスフィールド状態での相手ランドロス地震などで発動させるよう仕向けてみたり、意外と使い勝手は悪くなかった。)

 

○個体解説

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カイオーガこだわりスカーフ おくびょう あめふらし

しおふき れいとうビーム かみなり こんげんのはどう

175-×-110-202(252)-161(4)-156(252)

 

レート終盤に急遽抜擢した禁止伝説枠。ザシアンを上からしおふきで確定1発で制圧できること、ムゲンダイナの眼鏡ダイマックスほうを耐えながら冷凍ビーム2発で倒せること、貯水ラプラスも無理矢理ダイサンダーでゴリ押せること、言わずと知れた瞬間火力お化け。

カイオーガの体力をいかに管理しながら相手にしおふきの圧をかけていくかが重要であり、この構築の肝にもなります。

カイオーガの圧力の影響で、

①スカーフサンダー、スカーフエースバーン、レジエレキ、鉢巻ゴリランダー、すいすいガマゲロゲなどカイオーガのさらに上から殴ってきそうな枠

②呼水トリトドン、貯水ラプラス、HDナットレイ、ラッキーなどのしおふき対策枠

これらが選出段階で見えたら、むやみやたらと先発初手しおふきのゴリ押しだけを狙うのは避けた方がいいと思います。①はほぼ必ず先発に投げられ、②は裏に控えられています。裏に受け駒のハガネールブラッキーを置いたり、先発ゴリランダーかサンダーで後攻とんボルチェンで有利な対面操作など、相手の構築に合わせて臨機応変に対応しましょう。

とりあえずこんげんのはどう外し過ぎなのはどうにかしてくれ

 

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②サンダー@フィラのみ ずぶとい プレッシャー

ぼうふう はねやすめ かいでんぱ ボルトチェンジ

191(204)-×-148(236)-146(4)-111(4)-128(60)

HB:A252一撃ウーラオスの暗黒強打2発16.02%の高乱数2耐え

HD:C252サンダーの10万ボルトほぼ確定2耐え

S:ダイジェット1積みで最速アーゴヨン抜き

 

アーゴヨンいないし、エースバーンスカーフしかいないし、一撃ウーラオス対面は乱数の引き次第で暗黒強打2発でタヒぬし結論、HBぶっぱで良かったです。(HBぶっぱじゃないせいで負けた試合はありませんでしたが)

プレッシャーの理由は役割対象のスカーフエースバーン、襷ウーラオスを羽休め連打によってPP枯らしを狙う為です。ついでにスカーフサンダーの10万ボルトにも対応。(こちらの雨タダ乗りの雷採用型には発狂。)このサンダーでダイマックスを切った後のプレッシャー+羽休め+かいでんぱによるTOD性能も秘めており非常に強力でした。

カイオーガと組んでいる都合上熱風との相性が悪いのでジバコイルディアルガ、ゼルネアスなども無理矢理見ることが出来るかいでんぱを採用。対ナットレイは必中暴風、裏のハガネールの鉄壁ボディプレスで見るやや苦しい立ち回りを強いられました。

カイオーガ対策の筆頭鉢巻ゴリランダーを後投げ安定で見ることが出来、ボルトチェンジでの対面操作も可能でこのパーティに良くマッチしていたと思います。

 

 

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ハガネール @オボンのみ のんき がんじょう

てっぺき ボディプレス ジャイロボール ステルスロック

182(252)-106(4)-277(252)-×-85-31

HB:A252エースバーンの火炎ボール、A252ウーラオスインファイトをオボン込みで2耐え、A252(↑1)ザシアンのインファイト+(B↑2状態で)インファイトをオボン込みで確定耐え

S:最遅

 

上記の通り化け物滲みた物理耐久を誇り、レジロックボスゴドラよりもタイプが優秀です。ほぼ全ての物理アタッカーを詰ませることが出来、理論上A252(↑1)ザシアンに対しては後出しからでも、

きょじゅうざん+インファイト+(B↑2状態で)インファイトをオボン込みでなんと36.84%の乱数で、返しのB↑2ボディプレスで確定1発となり、こちら側が微有利となります。死に出しからならより安定してザシアンに勝つことができます。

対鉄壁ボディプレナットレイでも相手が悠長に宿り木の種を蒔いている間にこちらは先に要塞化しておきましょう。相手に鉄壁を積むスキを与えずボディプレス連打で勝てます。この型のナットレイにまもるを入れるスペースがないので下手にまもるケアするよりボディプレスで攻め込んだ方が吉です。

 

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ブラッキー@たべのこし しんちょう せいしんりょく

あくび のろい しっぺがえし つきのひかり

202(252)-86(4)-130-×-200(252)-85

HB:A252ランドロス地震を残飯込みで確定2耐え

A↑252(↑2)日食ネクロズマのダイスチルをB↑1でほぼ確定耐え

HD:C252珠サンダーのダイジェットを残飯込みでほぼ2耐え

鎧の孤島解禁前とかにこの型を提案してたら、鈍いカビゴンの劣化だのバッシングされていたと思います。しかし今シーズンはイベルタルのダークオーラへのタダ乗り、黒バドレックス、ラム剣舞型以外の日食ネクロズマに対抗できるなどかなり需要が上がっている1匹だと思います。特性はアイヘ怯みがウザいのと、あくび撒いた後に相手の攻撃の状態異常追加効果が相手にシンクロするのが不便だろうと思ったからです。

オーロンゲなどが始動の壁バトン構築にもぶち刺さります。オーロンゲが選出段階で見えたら1点読みでブラッキーを先発に出していました。いたずらごころ電磁波も効かないので、相手が悠長に壁を張っている間にガンガン鈍いを積んで要塞化しました。バトン先の瞑想アシパ日食ネクロズマなどが何も出来ずににちゃにちゃできます。クレッフィー・ゼルネアス構築やピクシーなどはさすがにきついのでメタグロスでカバーしましょう。

 

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メタグロス@弱点保険 いじっぱり クリアボディ

れいとうパンチ アイアンヘッド じしん バレットパンチ

181(204)-187(116)-151(4)-×-134(180)-91(4)

A:11n、耐久無振りゼルネアスをアイアンヘッド+バレットパンチで確定1発

HB:A252エースバーンの火炎ボールを確定耐え

HD:まきびし1回分ダメ+C252(↑2)ゼルネアスのダイサンダー(雷媒体)+EF込みダイサンダーを、ダイアースによるD↑1込みで確定耐え

 

ほぼ対ゼルネアス専用機(こんな調整見たことない....)。チョッキが持てないのでDにかなり厚く調整。正直、先にジオコンを積まれてしまっていた場合、ダイマックス同士の打ち合いでは負けてしまいます。しかし相手のダイマターンも枯らせ、後続にゴリランダーが残って居れば詰めに行くことは可能。ジオコン積むスキを与えないようかなり慎重に立ち回りを行う必要がありました。 

最後の1枠をあれこれ考えているうちにシーズン終了してしまい、あまり選出する機会が無かったので対ゼルネアス以外のことであまり書くことがありません。この1枠一体何が良かったのか有識者の方良ければ教えて下さい。

 

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⑥ゴリランダー@とつげきチョッキ いじっぱり グラスメイカ

グラススライダー はたきおとす とんぼがえり 10まんばりき

193(140)-194(252)-112(12)-×-100(76)-109(28)

A:ぶっぱ

B:余り

HD:C252カイオーガの雨込み威力150潮吹きを確定2発耐え

C↑252ラプラスのキョダイセンリツ確定耐え

S:S4振りロトム抜きらへん意識

 

相手のカイオーガ対策枠。チョッキによって安心して後投げ出来、鉢巻なしでもグラスラで確定1発のためこのような調整となった。馬力は警戒されないのかジバコイルヒードラン対面でも居座られた。先発ゴリランダーVSサンダー対面で相手サンダーはほぼボルチェン押してくれるので、ヤンキー居座りして後攻とんぼで控えのカイオーガを無償降臨させる動きがよく決まりました。

火力もサイクル性能も高いのになんでみんな使わないんだろうと思うくらい便利な1匹でした。

 

○基本選出(あくまでの目安としてご参照ください)

カイオーガ+ゴリランダー+サンダー

先発をどうするかは相手のカイオーガ対策具合で調整

カイオーガ+ハガネール+ブラッキー

この場合ガンガンカイオーガダイマックス切ります。初手ダイマで暴れてから裏の受け回しでクルクル

カイオーガ+ゴリランダー+メタグロス

ゼルネアスが見えた時の並び

 

○きつかったポケモン及び並び

S級

クレッフィ+ゼルネアス

クレッフィワンパン出来ないしカイオーガに電磁波入れられたくないし、壁ターン枯らそうとしてもまきびしなんか撒かれまくったらジ・エンド

・コスモパワーヘドロムゲンダイナ

先に身代わりなんか展開されたら誰も何も出来なくなります。

・特殊珠フェローチェ+ゴリランダー

読めるかい。ビーストブーストでS上がったら白目、カイオーガで切り返してもゴリラでジ・エンド、捨て試合。

 

 

A級

・襷悪ウーラオス+剣舞ランドロス

忘れた頃にやってくる剣舞ランドロス、ダイジェット積まれたら終わりなのでカイオーガ+ハガネールでのカバーが重要

・初手ダイマ白バドレックス+ミミッキュ+襷悪ウーラオス

白バドレックスが氷タイプなのに鋼に打点あるのが厄介。鋼2枚でごまかすのに必死

・ステロHDナットレイ+耐久ボルチェンサンダー

ナットレイに暴風も潮吹きも入らね、ボディプレしたくてもサンダーバックされて静電気引きます。しっかり熱風も入れてるし。

 

一度S10でも構築記事を書いたことがあるのでご興味ある方は、こちらの記事も読んでいただけると幸いです。

https://swsh-s10.hatenablog.com/

 

最後まで閲覧いただきありがとうございました。